多古の家

 

この敷地は山砂を採った後の平坦な500坪ほどの広さであり、そこに100坪の平屋を計画したものです。建主が方位を気にされたので、その方位を占う先生と、直接打ち合せ設計を進めました。方位を100%満足させながら建主の生活スタイル、生活機能の動線、太陽、風を取り入れたプランができてきました。家の東南角にあるダイニングから、畳のファミリールーム、さらに大きなトップライト付きのリビングに連なる空間がこの家の中心です。外部空間は家の周りを明るい芝庭が取り巻き、そこに四季を楽しむ月見台を据え、その外周をコグマザサの築山が囲みその中に、雑木に交じって、地名に因んだ4種の桜が植えられました。

    玄関・玄関ホール・リビング