主要な構造壁を残し、生活の動線が良くなる場所にエレベータースペースを確保した。中2階のトイレが2階に移り、リビングから使いやすくなった。

■階段室ビフォー
■階段室ビフォー

 

 

中2階にリビング用のトイレがあるため、曲った階段が中心を占め動線のみの

空間であった。最上階がリビングである。

■階段室アフター3
■階段室アフター3
■階段室アフター1
■階段室アフター1

1階から中2階の階段は既存のままにして、階段室の脇にエレベーターを設置した。

これで最上階のリビングに行き来し易いようになった。

 

エレベーター前の廊下は、85㎝から110㎝巾に広げ、リビングの入口を親子ドアから巾広の1枚引込戸に換えた。季節の良い時期は開け放すことができるようになった。

リビングから、エレベーター、トイレ、階段へとスムースな動線となった。

 

 

広くなった廊下には、建主の趣味のアンティークカメラコレクションのショーケースを造りつけた。

その結果、この広い階段スペースが

この家の魅力的なスペースの一つとなった。

■階段室アフター2
■階段室アフター2
■玄関ビフォー
■玄関ビフォー

階段下の斜めアルコーブ部分が玄関を雑然とさせていた。

■玄関アフター
■玄関アフター

2枚引込み戸を取り付け、玄関をすっきり

させた。

手前の木のボックスは、靴を履くための収納付きスツールで、縦手スリと共に下足動作の安全性を高めている。

■洗面と洗濯室ビフォー
■洗面と洗濯室ビフォー

広い洗面室に洗濯機が置かれていた。

■洗面トイレ室と洗濯室アフター
■洗面トイレ室と洗濯室アフター

エレベーター設置のために、洗面室は狭くなった。そのために洗濯機を別室(旧トイレ)に置き、洗面室にトイレを設置した。

出入り口ドアを型ガラス入り引き戸にしたため、廊下にも自然光が入り、明るい中廊下になった。

■天井の高い個室ビフォー
■天井の高い個室ビフォー

天井高が3.7mの建主の個室は一部ロフトがあり、大切なコレクションと蔵書で占められていた。

■天井の高い個室アフター1
■天井の高い個室アフター1

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋中心部にあった階段を東壁面に添わせ、収納スペースを増やすためにロフトをコの字型に回した。

その結果、面白い大人の遊び空間になった。

■天井の高い個室アフター2
■天井の高い個室アフター2